最近話題の「無印良品のせいろ」。SNSでもよく見かけるけど、「どうやって使うの?」「お手入れは難しそう…」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、無印のせいろをこれから使ってみたい方、またはすでに持っているけど使いこなせていない方に向けて、基本情報から使い方、お手入れ、レシピ、選び方までまるごと解説します。
はじめての人でも失敗しにくく、美味しい蒸し料理が楽しめるようになる内容になっています。読むだけでせいろが使いたくなる!そんな記事をお届けします。
無印良品のせいろってどんなもの?魅力と人気の秘密
無印良品“せいろ”の基本スペック(サイズ・素材・重ね数)
無印良品の「せいろ」は、シンプルでナチュラルなデザインが魅力の調理道具です。一般的なサイズは直径約20cm、高さは1段あたり約7cm〜8cm程度で、2段まで重ねて使用できます。素材は天然の竹を使用しており、ナチュラルな見た目と環境への配慮が特徴です。無印らしく余計な装飾がなく、どんなキッチンにも馴染むデザインです。
竹製であることから、電子レンジや食洗機では使用できませんが、その分、自然な香りとやさしい蒸気で調理できるため、食材本来の味を楽しめる点が大きな魅力。蒸し板はステンレス製やシリコーンタイプが付属されており、鍋にぴったりと置ける仕様になっています。
また、単体販売されているため、「1段ずつ追加したい」「せいろの蓋だけ交換したい」といったニーズにも対応可能。調理の幅を広げたい方にとっては、カスタマイズの自由度が高いこともポイントです。
無印良品の公式サイトや店頭では、サイズの詳細やセット内容がわかりやすく表示されているので、購入前に確認しておくと安心です。
無印らしさが光る!竹材の品質と使用感
無印良品のせいろに使われている竹材は、節が少なく目が詰まった高品質なものが選ばれています。このこだわりが、使ったときの蒸気の通り方や仕上がりに違いをもたらしています。竹の特性として、熱伝導は高くないものの、じんわりと熱を伝えることで食材が乾燥しにくく、ふっくらと仕上がるのが大きなメリット。
使い始めは若干木の香りが強く感じることもありますが、数回使えば自然と和らぎ、逆にほんのりとした香りが蒸し料理の魅力になります。また、竹は軽量で扱いやすいため、女性やシニアの方にも扱いやすい調理器具といえるでしょう。
定期的な乾燥と風通しの良い保管を心がければ、長く使い続けることが可能です。無印の竹製品は一つ一つが手作業で仕上げられており、見た目の美しさだけでなく、実用性も非常に高いのが特長です。
蒸し板・シリコーンシートの役割と使いやすさ
無印のせいろには、専用の「蒸し板」と「シリコーンシート」のオプションがあり、これが使い勝手を大きく向上させています。蒸し板は鍋の口径に合ったサイズを選べるようになっており、せいろの底が直接鍋の中に落ちないように支える役割を果たします。
一方、シリコーンシートは、食材が竹にくっつくのを防ぎ、蒸気の通り道を確保しながら食材をしっかり蒸し上げてくれます。特に肉まんやシュウマイなどの皮モノは、直接せいろに置くと底がくっつきがちなので、このシートがあることで後片付けがとてもラクになります。
また、シリコーン素材なので何度も洗って再利用可能。エコ志向の方や、ゴミを減らしたい方にもおすすめのアイテムです。
他ブランドとの違いは?無印せいろの強み
せいろはさまざまなブランドから販売されていますが、無印良品のせいろは「ミニマルで高品質な竹製」「シンプルな構造」「追加パーツが手に入りやすい」点で他と一線を画しています。
たとえば、同価格帯で販売されている海外製のせいろは、竹のささくれが多かったり、匂いが強すぎたりすることもありますが、無印のせいろは日本国内での品質チェックを経て販売されており、安心感があります。
また、無印は全国の店舗で現物を確認できるため、サイズや手触りを実際に確かめてから購入できるのも大きな利点です。デザイン性と機能性の両立を求める人には、無印のせいろが特におすすめです。
口コミで話題!なぜ売れているのか?
無印良品のせいろはSNSやレビューサイトでも高評価を得ており、その理由は「誰でも簡単に使える」「蒸し料理が美味しくなる」「見た目がかわいい」といった点に集約されます。
特にインスタグラムでは、蒸し料理の写真とともにせいろ自体をおしゃれに紹介する投稿が多く、「映える調理器具」として人気を博しています。実際に使った人の口コミでは「料理のレパートリーが増えた」「電子レンジよりふっくら仕上がる」といった声が多数あり、使いやすさと仕上がりの良さに対する評価が非常に高いです。
中には「もう一段追加したい」といったリピーターも多く、無印のせいろが調理の楽しさを広げている様子がうかがえます。
はじめてでも失敗しない!無印良品せいろの使い方ガイド
最初にやること|使い始めの下準備
無印良品のせいろを使い始める前には、ちょっとした下準備が必要です。新品のせいろは竹の香りが強く、表面も乾燥しているため、そのまま食材を蒸すと匂い移りや焦げ付きの原因になることがあります。
最初の使用前に行いたい準備としては、まずぬるま湯に5〜10分ほど浸けて竹をしっかり湿らせること。これにより、蒸気が通りやすくなり、食材がくっつきにくくなります。また、竹の繊維が柔らかくなることで割れやすさも軽減できます。
次に、せいろの底にシリコーンシートやクッキングシートを敷くことで、食材が直接せいろに触れないようにします。無印で販売されている専用のシリコーンシートは蒸気の通り道も計算されているのでとても便利です。
蒸し板や鍋にせいろを設置する前に、水の量をしっかり確認しましょう。鍋の底に水を張り、水が沸騰した状態でせいろを乗せるのが基本です。水が多すぎると食材に触れてしまう可能性があるため、鍋の深さの3分の1程度を目安に調整すると安心です。
この一連の準備を行うことで、せいろを長持ちさせ、料理もより美味しく仕上げることができます。
鍋やフライパンとの組み合わせ例とセット方法
無印良品のせいろは、専用鍋だけでなく、自宅にある鍋やフライパンとも併用できます。重要なのは「せいろの底が鍋の中に落ちず、しっかり固定できるか」という点です。
一般的に、鍋の直径はせいろの直径よりやや小さい程度(1〜2cm)がベスト。20cmのせいろであれば、18cm〜19cmの鍋がちょうど良いとされています。鍋の上に置いた際、ぐらつかずにしっかりと安定していることを確認しましょう。
もし手持ちの鍋では安定しない場合は、「蒸し板(蒸し台)」を活用するのがコツ。鍋の中に蒸し板を置き、その上にせいろを乗せれば、高さを確保しつつ蒸気を効率よく通すことができます。
また、深さのあるフライパンで使用する方法もあります。フライパンに少量の水を張り、蒸し板を置き、せいろを重ねるだけ。ふた付きのフライパンであれば、せいろのふたがしっかり閉まるように気をつけましょう。
ポイントは、蒸し時間中に水が蒸発しないよう、水の量を常にチェックすること。途中で水が減ったら差し水をして、焦げ付きを防ぎましょう。
基本の蒸し方と食材別の蒸し時間(野菜・肉まんなど)
せいろを使った調理はとてもシンプルですが、食材によって最適な蒸し時間が異なります。以下に代表的な食材と蒸し時間の目安をまとめました。
食材 | 蒸し時間(目安) | ポイント |
---|---|---|
肉まん(冷蔵) | 約10〜12分 | 凍っている場合は+5分 |
野菜(ブロッコリー、にんじんなど) | 約5〜8分 | 硬い野菜ほど長めに |
魚の切り身 | 約10分 | 酒やしょうがを加えると臭みが消える |
シュウマイ・餃子 | 約8〜10分 | 隙間を空けて並べるとムラなく蒸せる |
ごはん(もち米) | 約30分(浸水後) | 蒸し布の使用がおすすめ |
食材を並べるときは、重ならないように間隔を空けることが重要です。また、蒸し上がり後にすぐふたを開けると蒸気が逃げてしまうため、火を止めた後1〜2分蒸らすとより美味しくなります。
蒸しすぎると食感が悪くなるので、初めての食材は少し短めに試して、様子を見ながら調整するのがコツです。
2段重ねで蒸すときのコツと注意点
無印良品のせいろは2段重ねて使える設計になっています。これにより、一度にたくさんの食材を蒸すことが可能になりますが、注意すべきポイントもいくつかあります。
まず、上段より下段の方が蒸気がよく通るため、火の通りにくい食材(肉や魚)は下段に、加熱時間が短くて済む野菜やスイーツなどは上段に配置するのが基本です。
また、2段とも隙間なく詰めすぎると蒸気が上まで届きにくくなり、上段が生焼けになる原因になります。空気の通り道を確保しつつ、まんべんなく並べることがポイントです。
もう一つの注意点はせいろ同士の接続部に蒸気漏れがないかチェックすること。密閉性が甘いと蒸気が逃げ、温度が下がってしまいます。しっかり重なっているか確認しましょう。
最後に、蒸し時間が長くなる場合は、鍋の水の量をこまめにチェックして水切れを防ぎましょう。水がなくなると鍋が焦げつき、せいろもダメージを受けてしまいます。
ありがちな失敗とその対策
せいろ初心者がつまずきがちな失敗には、いくつか共通点があります。
1. 焦げ付きやすい:鍋の水が少なすぎる、せいろを直に鍋に置いている、竹が乾燥しているまま使っているなどが原因。蒸し板を使い、水の量も都度チェックすることで防げます。
2. 食材がくっつく:直接せいろに置くと皮や具材が底に張り付きます。シリコーンシートやクッキングシートの使用で回避可能です。
3. 蒸気が漏れる:せいろ同士やせいろと鍋の間に隙間があると、うまく蒸気が行き渡りません。しっかり密閉するか、サイズの合った鍋を選びましょう。
4. 加熱ムラができる:食材を重ねすぎたり、並べ方に偏りがあるとムラになります。均一に並べ、間隔を空けて置くことがポイント。
5. せいろがカビてしまう:使った後に水分が残っていたり、湿気の多い場所で保管しているとカビの原因になります。使用後はよく乾かしてから収納する習慣をつけましょう。
使って納得!無印良品せいろで作るおすすめレシピ
定番の蒸し料理|肉まん・野菜・魚など
せいろといえば、やっぱり定番の蒸し料理。特に肉まんやシュウマイ、野菜の蒸し物はせいろ調理の王道です。スーパーやコンビニで売っている市販の肉まんも、電子レンジよりせいろで蒸した方がふっくらモチモチ。皮が乾燥せず、中までしっかり温まり、格段に美味しくなります。
肉まんを蒸すときは、冷蔵品なら10分前後、冷凍なら15分ほどが目安。蒸し板にクッキングシートやシリコーンシートを敷いてから置くと、皮が底にくっつかずキレイに仕上がります。
野菜はブロッコリー、にんじん、かぼちゃなど色とりどりのものを一緒に蒸せば、見た目も鮮やかで栄養たっぷり。蒸すことでビタミンの損失も少なく、素材本来の甘みを楽しめるのが特徴です。魚の切り身や鮭もせいろにぴったり。下味をつけて蒸せば、ふんわり柔らかく、香り高い一品に仕上がります。
また、同時にご飯を蒸したり、付け合わせの蒸し野菜を用意することで、一度の調理で食卓が完成するのもせいろの魅力。見た目の豪華さに比べて手間は少なく、洗い物も減らせます。
意外と簡単!アレンジレシピ(冷凍食品・スイーツ)
無印のせいろは、冷凍食品の温めや、ちょっとしたスイーツ作りにも活躍します。たとえば、冷凍焼売や餃子はそのまま並べて蒸すだけ。フライパンで焼くよりもふっくらジューシーで、油も使わずヘルシーに仕上がります。
意外とおすすめなのが、冷凍たこ焼きやチヂミの温め直し。電子レンジでは固くなりがちなこれらも、せいろならしっとり仕上がります。揚げ物の温め直しも、時間はかかりますが、カラッと感を損なわず美味しく復活します。
スイーツでは、蒸しパンやプリンが人気。ホットケーキミックスに牛乳や卵を加えてカップに流し込み、10分ほど蒸せばふわふわの蒸しパンに。プリンはアルミ容器やココットに入れて蒸せば、なめらかな食感になります。
季節によっては、栗蒸しようかんやさつまいも蒸しケーキなど、旬の素材を使った和菓子も楽しめます。スイーツにもチャレンジすることで、せいろの活用範囲がさらに広がります。
忙しい朝や夜に◎時短レシピアイデア
せいろは時間がかかるイメージがありますが、実は火を使っている間に他の作業ができるため、忙しい朝や夜の時短調理にもぴったり。特に野菜や冷凍食品を中心に使えば、準備も片付けも楽ちんです。
例えば、冷凍の肉まんとカット野菜を一緒に蒸せば、10分で主食と副菜が完成。火を入れて放置するだけで済むので、朝の準備や夜の家事と並行して調理できます。蒸している間にお皿を準備したり、他の作業ができるので、体感としてはとても時短になります。
また、前日の残り物(煮物や焼き魚など)をせいろで再加熱するのもおすすめ。電子レンジよりも美味しさが復活し、栄養価の損失も少ないです。加熱ムラも少なく、じんわり温まるので安心です。
忙しいときこそ、せいろを活用することで、ヘルシーで満足度の高い食事を時短で叶えることができます。
離乳食やダイエットにも!やさしい蒸しごはん
無印のせいろは、離乳食作りや健康志向のダイエットメニューにもぴったり。油を使わず、食材の栄養と旨味をそのまま引き出せる蒸し調理は、小さなお子さんや健康管理をしたい方に非常におすすめです。
離乳食では、にんじんやかぼちゃ、じゃがいもなどをやわらかく蒸してペーストにするだけで、手軽で安心な一品に。ミキサーを使えばさらに滑らかに仕上げられますし、蒸し時間も短くて済むので経済的です。
また、鶏むね肉やささみ、豆腐などを一緒に蒸せば、高たんぱく低脂質なメニューが完成します。ごはんに玄米や雑穀米を混ぜてせいろで蒸せば、栄養バランスも整いやすく、自然とダイエットにもつながります。
特にダイエット中は「満足感は欲しいけどカロリーは控えたい」という矛盾しがちなニーズがありますが、蒸し料理はその両方を叶えてくれる強い味方。見た目も美しく、食べる楽しみも感じられるので、継続しやすい点でも優秀です。
一人暮らしにも便利!小分け調理のすすめ
無印のせいろは20cmサイズが主流で、一人暮らしの食事量にぴったりなサイズ感です。1段でメイン、2段目に副菜を乗せれば、簡単に「一汁二菜」的な食事スタイルを実現できます。
たとえば、下段に鶏肉の酒蒸し、上段に野菜と冷凍シュウマイをセットして蒸せば、10分ほどで栄養バランスの整った夕食が完成します。火を使っている間に洗い物をしたり、洗濯物を片付けたりと、効率的に時間を使えるのもポイントです。
また、少量のごはんを蒸し直すのにも便利。冷ご飯をせいろで温めれば、ふっくらした食感がよみがえります。冷凍したごはんも、ラップを外してせいろで再加熱すればベタつかず、炊きたてのような美味しさになります。
調理器具が少なく済むこと、片付けが簡単なこと、健康的な食事が簡単に作れることなど、一人暮らしには嬉しいポイントが満載。せいろを使いこなせば、食生活の質がワンランクアップすること間違いなしです。
長持ちさせるために!せいろのお手入れと保管方法
使用後すぐが肝心!毎回の手入れ方法
無印良品のせいろを長く使うためには、使った後の手入れを丁寧にすることが一番大切です。せいろは天然の竹でできているため、水分に弱く、カビやひび割れの原因にもなりやすい素材。ですが、ポイントを押さえれば長持ちさせることができます。
使い終わったら、まず熱いうちにお湯ですすぐのがポイント。油分が残っている場合は、やわらかいスポンジで軽くこする程度で十分です。洗剤はなるべく使わず、水かぬるま湯で洗いましょう。強くこすったり、硬いブラシでこすると竹を傷つけてしまいます。
すすぎ終わったら、水気をしっかりと切り、すぐに風通しの良い場所で自然乾燥させること。逆さまにして網の上に置くなどして、空気が通りやすいように工夫すると、より早く乾かすことができます。完全に乾くまでの間、湿気の多い場所や直射日光は避けるようにしましょう。
蓋の裏や蒸気が当たる部分に水分がたまりやすいので、特に念入りにチェックすることも忘れずに。毎回のお手入れを丁寧にすることで、竹が長持ちし、見た目もキレイに保てます。
竹のカビ・におい・黒ずみ対策まとめ
せいろを使っていると、多くの人が直面するのが「カビ」「におい」「黒ずみ」です。これらはすべて水分の残留と保管環境が原因となります。
まず、カビ対策には、乾燥が最重要です。使った後は完全に乾かし、湿気の少ない場所で保管することが基本。もしカビが生えてしまった場合は、酢を薄めた水(酢1:水4)で拭き取ってからしっかり乾かすと、ある程度は取り除くことができます。
次に、においが気になるときは、蒸す前にせいろを10分ほど水に浸してから使うことで、匂い移りを防げます。使ったあとに竹の香りが強く残ってしまった場合は、日陰での陰干しを繰り返すことで、自然と香りは薄れていきます。
黒ずみは長期間の使用や水分の放置によって現れることが多いです。こまめな乾燥と、週に1回程度は陰干しをしてあげることで、予防が可能です。黒ずみができた場合は、お酢か重曹水で軽く拭き取り、乾燥させるのが一般的な対処法です。
せいろは天然素材なので多少の色味の変化は避けられませんが、清潔に保つことで美しく長持ちさせることができます。
長期間使うための保管場所と乾燥方法
せいろの保管で最も重要なのは、「湿気を避けること」と「しっかり乾かしてからしまうこと」。これだけで使用寿命が格段に延びます。
まず、使用後は必ず陰干しで1日以上乾燥させてから保管してください。短時間で乾かそうと直射日光に当てると、竹が割れたり変形する恐れがあります。
保管場所は、風通しがよく乾燥した場所がベスト。キッチンの吊り戸棚や収納庫の上段などが適していますが、湿気のこもりやすい場所や電子レンジの上などは避けましょう。
おすすめの保管方法は、新聞紙やクラフト紙でふんわり包み、通気性のある袋(不織布など)に入れて保管するスタイル。密閉すると湿気がこもってしまうので、通気性を保つ工夫が必要です。
また、定期的に(週1〜2回程度)、せいろを取り出して風を通すことで、カビやにおいの発生を抑えられます。1年以上使わない場合でも、このメンテナンスをしておけば、次に使うときも安心です。
やってはいけないNGなお手入れ例
せいろを長く大切に使いたいなら、やってはいけないNG行動を知っておくことも重要です。以下のような扱いは、せいろを傷める原因になります。
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食洗機で洗う:高温や強い水圧で竹が割れたり、接着部が壊れます。
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洗剤をたっぷり使ってゴシゴシこする:竹の繊維を痛め、乾燥時に割れる原因に。
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濡れたまま重ねて保管する:湿気がこもりカビが発生しやすくなります。
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天日干しにする:直射日光は竹のひび割れ・変形を引き起こします。
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湿気の多いキッチンの引き出しに収納:湿気がこもりやすく、カビや黒ずみの原因に。
せいろは繊細な道具ですが、扱い方を守ればとても丈夫で長持ちします。基本的には「優しく洗って、しっかり乾かして、風通し良く保管する」という3つのルールを守るだけでOKです。
トラブル時の対処法(割れ・焦げなど)
せいろを使っていて起こりがちなトラブルとして、竹が割れた・焦げた・匂いがついたなどがありますが、状況に応じてある程度の対処が可能です。
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割れた場合:小さなヒビであれば使用を続けられることもありますが、大きな割れがあると蒸気が漏れて使えません。軽度のヒビなら、竹用のボンドで補修してしっかり乾かすと応急処置が可能です。ただし、補修後は食品に直接触れる使用は避け、布やシートを敷くようにしましょう。
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焦げた場合:鍋の水が切れて空焚き状態になると、せいろの底が焦げてしまいます。軽い焦げなら、お酢で湿らせた布でこすることで落ちることがあります。重度の焦げは使用を避け、新しいせいろへの交換を検討しましょう。
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匂いが強く残ってしまった場合:乾燥不足や調味料のこぼれが原因になることがあります。重曹水や酢水で拭き取り、陰干しを繰り返すことで徐々に匂いを緩和できます。
いずれのトラブルも、「水の管理」と「乾燥不足」が原因であることが多いです。丁寧な使い方を心がけるだけで、トラブルの多くは未然に防げます。
購入前にチェック!口コミ・販売情報・選び方のポイント
良い口コミから見える使用満足度
無印良品のせいろは、楽天レビューやSNS、口コミ投稿サイトなどでも高評価が多数寄せられており、実際に使って満足しているユーザーが多いことがわかります。良い口コミに多いキーワードとしては、「ふっくら蒸しあがる」「簡単で失敗しない」「デザインがかわいい」「使うたびにテンションが上がる」などが挙げられます。
特に人気なのは、電子レンジでは味わえない仕上がりに感動したという声。冷凍の肉まんや焼売でも、せいろで蒸すだけで「お店レベルの味になる」といった声もあり、リピート買いする人も多く見られます。
また、「見た目がおしゃれでそのまま食卓に出せる」「手入れが簡単」「2段重ねで時短調理できる」など、機能性とビジュアルの両立が評価されている点も特徴です。料理初心者やズボラな人でも使いやすいという安心感が、人気の理由につながっているようです。
ユーザー満足度の高さから見ても、無印のせいろは日常的に使いやすく、長く愛されるキッチンアイテムであることがわかります。
悪い口コミ・デメリットとその工夫
一方で、無印良品のせいろにもいくつかのデメリットが指摘されています。代表的なものは、「カビやすい」「乾燥に時間がかかる」「サイズが小さめ」「焦げやすい」など。
これらは竹製せいろ全般に共通する課題でもありますが、工夫次第で対処可能です。たとえば、「カビやすい」という点は、しっかり乾燥させて保管することでほとんど防げます。また、使用後すぐに洗って乾燥させることで、においや黒ずみも最小限に抑えられます。
「サイズが小さい」という声もありますが、一人暮らしや少人数世帯にはちょうど良く、2段・3段に拡張できる点でカバーできるという意見もありました。
焦げやすさについては、水の残量をこまめにチェックする習慣をつけることでほぼ回避できます。蒸し板を正しく使い、せいろの底を鍋に直置きしないようにすることが大切です。
悪い口コミからも、使い方を工夫すれば長く安心して使えることが見えてきます。
売り切れ続出?在庫・再入荷の調べ方
無印良品のせいろは、冬の時期(11月〜2月)を中心に売り切れが続出する人気商品です。特にSNSなどで話題になると、店頭から姿を消すこともしばしば。気になったタイミングで手に入らない…というケースもあるため、在庫情報をチェックする方法を知っておくと便利です。
無印良品公式サイトでは、各商品ページで「在庫のある店舗を探す」機能があり、自宅近くの無印店舗の在庫状況を確認することができます。さらに、無印のアプリを利用すれば、再入荷の通知を設定したり、お気に入り登録しておくことで入荷状況をすぐに把握できます。
また、公式オンラインストアは早朝や深夜に在庫が追加されることが多いため、定期的にチェックすることがコツ。楽天やAmazonでも販売されていることがありますが、価格が高騰していることもあるため、公式ルートでの購入がおすすめです。
どうしても手に入らない場合は、無印のスタッフに入荷予定を直接聞くと、時期や予定数を教えてもらえることもあります。
サイズ・段数・鍋の相性を選ぶポイント
無印のせいろには主に「20cmサイズ」が展開されており、1段ずつ追加購入が可能です。選び方としては、使用人数や用途に応じて段数を調整するのがポイント。
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一人暮らし・お弁当用:1段でも十分
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夫婦・2人家族:2段がおすすめ
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家族での利用や来客時:3段まで揃えると安心
また、鍋との相性は非常に重要です。せいろの底が鍋の中に落ちないよう、口径が少し小さい鍋を選ぶ必要があります。たとえば、20cmのせいろに対しては、18〜19cm程度の鍋が最適です。
専用の蒸し板を使えば、フライパンや深鍋との相性もよくなり、無印以外の鍋とも組み合わせやすくなります。購入時は、手持ちの鍋とのサイズ確認を忘れずに行いましょう。
フライパンでも代用できる?応用アイデア集
専用の鍋がないからといって、せいろをあきらめる必要はありません。フライパンを活用すれば、代用調理が可能です。底が広くて深さのあるフライパンに水を張り、蒸し板や耐熱皿を入れてその上にせいろを置くだけで、即席の蒸し器が完成します。
ただし、せいろのサイズとフライパンの口径が合わないと安定しないため、ぐらつき防止の工夫が必要です。耐熱グリル台や金属のボウルなどで高さを調整すると、安全に使用できます。
この方法で、ガスコンロはもちろん、IHコンロでも問題なく使用可能。せいろの底が直接水に触れないようにすれば、しっかり蒸気が回り、ふっくらと仕上がります。
このように、調理道具に制約されずに使える柔軟性が、無印せいろの大きな魅力です。
まとめ|無印良品のせいろで手軽に蒸し料理を楽しもう!
無印良品のせいろは、見た目のシンプルさだけでなく、実用性にも優れた調理アイテムです。天然竹を使った優しい質感と、電子レンジとは一味違う「ふっくら・ジューシー」な仕上がりは、一度使ったら手放せなくなる魅力があります。
今回の記事では、基本スペックや素材の特徴、初めてでも失敗しにくい使い方のコツ、食材ごとの蒸し時間、2段使いのポイント、さらには口コミや販売情報、サイズ選びの注意点まで幅広くご紹介しました。
特に注目したいのは、無印良品ならではの「使いやすさ」と「手に入りやすさ」。追加パーツの買いやすさや、全国の店舗で実物を確認できる安心感は、他ブランドにはなかなかないメリットです。
また、せいろはレシピの幅が広く、肉まんや野菜といった定番から、スイーツ、離乳食、時短メニューまで、多彩な調理に対応可能。さらに、蒸すという調理法自体がとてもヘルシーなので、健康を意識する方にもぴったりです。
もちろん、天然素材ならではの取り扱いの注意点(乾燥・保管・カビ対策など)もありますが、日々のお手入れを丁寧に行えば、長く愛用できるキッチンの相棒になります。
これから蒸し料理に挑戦したい方、せいろを初めて使う方は、ぜひ無印良品のせいろから始めてみてはいかがでしょうか?
きっと料理がもっと楽しく、もっと美味しくなるはずです。