新幹線での移動中に「ヘアアイロンって使っても大丈夫?」と悩んだことはありませんか?
限られた時間の中で、目的地に着く前に髪型を整えたい方は多いはずです。
この記事では、新幹線内でのヘアアイロンの使用可否から、実際の体験談、迷惑をかけずに使うためのマナーやおすすめの機種まで、実用的な情報を詳しくご紹介します。
移動時間を無駄にせず、美しい髪で一日をスタートさせたいあなたに、役立つヒントをお届けします。
新幹線ヘアアイロンは使える?注意点とマナーを解説
コンセントの電力制限
新幹線でヘアアイロンを使うとき、まずチェックしたいのが電力制限です。
各車両にあるコンセントには使える電力量の上限があって、多くの場合「2A」や「100V 150W〜200W」程度とされています。
この数字って、ちょっとピンとこないかもしれませんが、要するにドライヤーのような高出力の家電は厳しいってことなんですよね。
ヘアアイロンも製品によっては消費電力が250W以上あるものもあります。
そうなると、いくらコンセントがあっても使えない可能性が出てくるんです。
実際、コンパクトなコードレスアイロンやUSB対応タイプなどは比較的消費電力が抑えられていて、新幹線のコンセントでも対応可能なものが多いです。
だからこそ、使いたいアイロンのワット数をあらかじめ確認しておくことが大事なんですよ。
知らずに差し込んで、ブレーカーが落ちたりしたら大変ですからね。
使用が許可されている場所
新幹線の車内でヘアアイロンを使える場所はかなり限られています。
一番安心なのは「洗面所」や「多目的室」といった専用スペースなんです。
というのも、座席での使用はスペースも狭いし、肘を広げたり鏡を使ったりするのがどうしても難しくなってしまいます。
また、最近の新幹線にはパウダールームっぽいスペースが設けられている車両もあるので、もしそういった設備がある車両を予約できたら理想的ですね。
ただし、その場所で使う場合でも他の利用者がいますから、長時間の使用は控えましょう。
「ささっと使って、すぐ片付ける」くらいの感覚が大切です。
周囲を気遣う行動が、快適な旅のポイントになりますよ。
周囲への配慮が必須
ヘアアイロンって、実はけっこう音が出たり、熱がこもったりするんですよね。
座席で使おうものなら、隣の人に「ジリジリ…」という加熱音が聞こえたり、熱気が流れてきたりします。
しかもスタイリング剤の香りが漂ってしまうと、それが苦手な方にとってはかなりのストレスになります。
新幹線って密閉空間なので、ほんの少しの香りでも強く感じられてしまうんです。
だからこそ「自分だけよければいい」では通用しません。
公共の場では「まわりの人も快適に過ごせているか?」を常に意識したいですね。
「ちょっと髪を整えたい」という気持ちは分かりますが、それが誰かの不快につながらないよう、気を配って使っていきましょう。
使用後の冷却と保管方法
意外と忘れがちなのが「使用後のヘアアイロンの扱い方」です。
アイロンって、電源を切ったあとも10分以上熱を持っていることがあります。
このままバッグに入れるなんて、絶対ダメです。
周囲の荷物を焦がしてしまったり、最悪の場合は発火なんてことも……。
そうならないために、耐熱ポーチの活用が超おすすめです。
最近では100均やネット通販でも簡単に手に入りますし、折りたたみ式でコンパクトなタイプも増えてきました。
熱がこもらず、外側が熱くならないように設計されているものを選ぶのがポイントですね。
とにかく「すぐしまえる」「安全に持ち運べる」ことを意識しておけば、安心して使えます。
匂いや音にも注意を
さきほども少し触れましたが、ヘアアイロンの匂いや加熱音は、想像以上にまわりの人に影響を与えます。
たとえば、スチーム式のアイロンなんかだと「シュッ…」という音が断続的に鳴りますし、プレートの焼ける匂いも結構強めです。
これらって、自分では気にならないんですが、隣の席の人が「うわ、なんか焦げた匂いがする…」って感じてしまう可能性があるんですよね。
音も同様で、静かな車内に「ピッ、ピッ」と操作音が響くのは、意外とストレスに感じられるもの。
だから、なるべく静音性が高いアイロンを選んだり、音を消せるモデルを選ぶのもひとつの方法です。
「快適に過ごすためにちょっと髪を整えたい」
その気持ちを実現するには、「周囲も快適に過ごしているか」をセットで考えることが大切なんですよ。
新幹線ヘアアイロンにおすすめのタイプとは?
コードレスが便利
新幹線でヘアアイロンを使うなら、ダントツでおすすめなのが「コードレスタイプ」です。
というのも、座席や洗面所って、コードが邪魔になりがちなんですよね。
とくに座席で使うときなんて、隣の人にコードが当たらないかヒヤヒヤしますし、引っかけて落とすリスクも高いです。
コードレスならその心配がなくなりますし、ポーチからさっと取り出して、さっとスタイリングできるので、スマートなんですよ。
最近はコンパクトながら、180℃以上までしっかり加熱できるコードレスモデルも登場していて、外出先でも十分使えるクオリティになっています。
充電式で使えるものも多いので、新幹線に乗る前にフル充電しておけば、移動中でも安心して使えますね。
軽量&コンパクトが必須
新幹線で使うことを考えるなら、軽くて小さいことは絶対条件です。
持ち運びやすさって、想像以上に重要なんですよ。
重たいアイロンを持って新幹線に乗ると、それだけで荷物がかさばりますし、扱いづらくて結局使わなかった…なんてこともあります。
それよりも、小さくて軽いモデルを選んでおくと、バッグの中でも邪魔になりませんし、移動中でもサッと取り出せます。
特に、持ち手が折りたためるタイプや、ストレート&カール両対応の2WAYタイプなど、1本で複数の用途に使えるものは非常に便利です。
「どうせなら使いやすくてストレスの少ないアイロンがいいな~」という方には、軽量でスマートなモデルがベストですね。
USB充電式も検討対象
最近のヘアアイロンの中には、なんとUSBで充電できるモデルもあるんです。
これ、めちゃくちゃ便利で、モバイルバッテリーで充電できるんですよ。
つまり、旅先やカフェでもサクッと充電できちゃうんです。
「新幹線のコンセント空いてなかった…」というときでも、手元のバッテリーで対応できるので安心感が全然違います。
もちろん充電スピードや使用時間はモデルによって差がありますが、外出先での「万が一」に備えておくには最高の選択肢だと思います。
しかもUSB充電式って、たいていコンパクトな作りなので、持ち歩きやすさもピカイチなんです。
新幹線だけじゃなく、旅行全般で役立つアイテムとして重宝しますよ。
耐熱ポーチ付きが安心
そして忘れちゃいけないのが「耐熱ポーチ付き」モデルを選ぶことです。
さっきも少し触れましたが、ヘアアイロンって冷えるまで時間がかかるので、使用後の持ち運びにはリスクがつきもの。
そんなとき、専用の耐熱ポーチがあれば、すぐ収納しても安心です。
外側に熱が伝わりにくい構造になっているので、バッグの中を傷める心配もありません。
しかも、最近のポーチはオシャレなデザインが多くて、見た目にも気を使いたい人にピッタリ。
「使ったあと、すぐに収納したい!」
そんなあなたには、ポーチ付きアイロンを選んでおくと本当に安心ですよ。
実際に使ってみた!新幹線でのヘアセット体験談
座席で使うのは難しい
実際に新幹線の座席でヘアアイロンを使ってみた感想をお伝えすると……率直に言って「ちょっとキビしい」です。
座席って、思ったより狭いんですよね。
肘を動かしたり、鏡を使おうとすると、隣の人にぶつかりそうになったり、神経を使う場面が多かったです。
しかも新幹線の座席って、前の座席の背面にテーブルが付いているタイプが多くて、鏡を置くにも工夫が必要です。
固定できるタイプの小型ミラーがあると便利ですが、それでも姿勢はかなり窮屈。
髪を巻こうとしたときも、コードが座席の間に引っかかったりして、スムーズにいかないことが多かったですね。
「周囲に迷惑をかけず、時間内にキレイに整える」のは、現実的にはハードルが高い印象です。
洗面台でなら可能性あり
そこで試してみたのが、新幹線の洗面所スペース。
ここにはコンセントもあるし、鏡も備え付けられているので、ヘアセットには適した環境です。
実際にヘアアイロンを使ってみると、鏡の前で姿勢を整えながら使えるので、座席よりはかなり快適でした。
ただし、問題は「時間」です。
洗面台って他の乗客も使いますから、長時間占拠するのはマナー違反。
「3分以内に終わらせる」くらいのつもりでいないと、焦って中途半端な仕上がりになってしまうこともあります。
さらに、洗面所によっては照明が暗かったり、揺れが強かったりすることもあるので、手早さと慣れが必要です。
「どうしても使いたい」場合は、時間帯を選んで混雑していないときを狙うのがコツですね。
混雑状況によっては諦めも必要
ここで大事なのは、「状況判断がすべて」ということです。
平日の朝の通勤時間帯や、連休中の混雑時などは、正直どこも落ち着いてヘアセットできる場所はないと思っておいた方が良いです。
特に自由席だと、人の出入りも多くて、身だしなみを整えるどころではありません。
そんなときは、無理してヘアアイロンを使おうとせず、ワックスやゴムだけで整える方法に切り替える柔軟さが必要です。
「無理して使う」より「臨機応変に整える」方が、結果的に満足度は高かったりしますよ。
もちろん、指定席やグリーン車など、落ち着いた空間なら使えるチャンスもありますが、それでもやっぱり時間やタイミングは選ぶべきですね。
駅や目的地でのセットが理想
いろいろ試してみた結論として、「新幹線内で無理して使うより、駅や目的地でセットする方が断然おすすめ」です。
最近では、多くの主要駅に「メイクルーム」や「パウダールーム」が併設されていて、電源・鏡・椅子も揃っていて快適に使えます。
特に、結婚式やイベント、商談前などでキッチリとセットしたい場合は、目的地に近い場所で丁寧に仕上げる方が安心です。
「せっかくのヘアスタイルを新幹線で慌ただしくセットするのは不安…」という方には、断然この方法がおすすめですよ。
駅ナカ施設やホテルの設備を上手く使えば、移動時間も気にせずに、落ち着いてスタイリングができます。
新幹線移動でも崩れない!ヘアスタイルキープのコツ
事前のスタイリングがカギ
新幹線に乗ってからヘアセットをしようと考えるより、出発前にしっかりセットしておくのが一番安心なんですよね。
というのも、電車の中では何かと制約が多くて、思い通りにスタイリングできないことが多いです。
だからこそ、時間のあるうちに鏡の前でじっくり整えておくのがベスト。
特に、ストレートアイロンやカールアイロンを使ってベースをしっかり作っておけば、多少崩れてもリカバリーしやすいです。
「前もって仕上げる」ことが、移動中のストレスを減らす一番のコツですよ。
スプレーやワックスはNG
意外とやりがちなのが、新幹線の中でスタイリングスプレーやワックスを使うこと。
でも、これは正直おすすめできません。
スプレーには独特の音や香りがあって、密閉された車内ではかなり目立つんですよね。
中にはアレルギーを持っている人や、匂いに敏感な人もいるので、トラブルの元になりかねません。
また、ワックスも手がベタついたり、座席やテーブルに付着する恐れがあるので、マナー的にもあまり良くありません。
「整えたい」という気持ちは分かりますが、それは降車後やメイクルームでやるのが正解です。
まとめ髪スタイルが有利
髪型が崩れるのを防ぐには、「まとめ髪」にしておくのがとても効果的です。
例えば、低めのシニヨンやお団子、三つ編みなどは、電車内でも乱れにくくておすすめです。
しかも、ゴム1本でできるものばかりなので、時間がないときにも重宝します。
移動後にアイロンで仕上げたい場合も、ベースがまとまっていれば整える時間が短縮できますよ。
「崩れたら直す」ではなく、「崩れにくくする」が鉄則なんです。
駅や施設のメイクルームを活用
どうしても完璧なヘアスタイルで出かけたいときは、目的地の近くにあるメイクルームや更衣室を活用するのが断然おすすめです。
最近は主要駅や商業施設に「パウダールーム」や「ビューティースペース」が設置されていることが多くて、アイロンの使用も可能なところが増えてきています。
人目も気にせずゆっくりスタイリングできますし、鏡や電源、洗面スペースも揃っていて、車内とは比べものにならない快適さです。
移動時間を無理に使うより、移動後に最高の仕上げをするほうが、気持ちにも余裕ができますよね。
イベントや大切な予定がある日は、あらかじめこういった場所を調べておくと安心ですよ。
まとめ
新幹線での移動中にヘアアイロンを使いたいという方は多いですが、使用にはいくつかの注意点があります。
コンセントの電力制限や使用場所の制約があるため、アイロンのタイプ選びや周囲への配慮が重要です。
コードレスやUSB充電式の軽量モデル、耐熱ポーチ付きの製品などを選ぶことで、より安全かつスマートに使用できます。
ただし、実際には座席での使用は難しく、洗面所でも短時間の利用が望ましいため、目的地のメイクルームを活用するのが理想的です。
また、移動中は崩れにくいまとめ髪にしておき、スプレーやワックスは避けることでマナーを守りながら快適に過ごせます。
新幹線でのヘアアイロン活用には工夫と配慮が必要ですが、事前にしっかり準備すれば、忙しい移動中でも美しいヘアスタイルをキープできます。